匁の閑話

1匁は五円玉1枚の重さ。ささやかな私のささやかな呟き。

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Author:匁
2015年、札幌市から埼玉へ移住。

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韓国映画「トガニ 幼き瞳の告発」

「トガニ」とは、朝鮮語で「坩堝」という意味。
2000年~2005年にかけ、韓国光州広域市の聾学校で、生徒の少年少女に対し校長や教員らによる性的暴行が日常化していた実話を元に描かれた作品。

韓国人気俳優・コンユが軍隊で先輩に勧められて原作本を読み、「どうしても映画化したい。」と各方面へ働きかけて自らの主演で映画化にこぎつけたのだと。

映画は、加害者の判決のあまりの軽さや、社会的関心の低さが描かれ、映画公開後 韓国国内で非難の声が上がり再捜査を求める声が噴出した。その声は韓国政府をも動かし、障害者女性への虐待に対する罰則の厳罰化や障害者や13歳未満への虐待に対する控訴時効の撤廃を定めた「トガニ法」が制定されたそうな。



加害者の妹が被害者の親族宅を訪れる。目的は示談書を書かせること。
彼女いわく「ミンスのお婆さん、お金を見せたらすぐ判子をくれたわ。うふ、あきれちゃう。いくら貧乏で教養なくても自分の孫が酷い目にあわされたと言うのに、お金でケリをつけるなんてね。だけど、まぁ、一人息子は死んでるみたいに寝たきりだし、嫁には夜逃げされるし、そのうえ孫たちは話せず聞こえず、神様って本当に不公平なお方よね。」

被害者の子供たちは、孤児だったり親が精神障害者だったりと一様に社会的に恵まれない境遇。社会的弱者は、徹底的に社会的強者に踏みつけにされる。「現実は、こんなものではない。もっともっと酷い。」と原作者・コンジョン氏。愕然たる思いがする。


内容が重いため、集客が難しいのか首都圏や大都市の一部の劇場での公開に限られていた。
「おそらく、DVD化はないだろうなぁ。」と半分諦め、半分期待していたら、何と今月リリースされたではないか。早速、レンタルショップから借りてきた。

一人でも多くの人に観てもらいたい、逸作。
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