匁の閑話

1匁は五円玉1枚の重さ。ささやかな私のささやかな呟き。

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Author:匁
2015年、札幌市から埼玉へ移住。

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赤か黒か?


スーパーで買った「甘納豆の赤飯」


「赤飯が甘いなんて、信じられない。ちょっと気持ち悪いんだけれど~。」と、関東出身の友人は顔をしかめた。

子供時代、入学式や誕生日などのお祝い事の時に母が作ってくれたのは、当然の如く甘納豆入りの赤飯。長ずるに至るまで「赤飯は甘納豆。」と信じて疑う余地もなかった。私ばかりではない。「甘納豆の赤飯」は、北海道では、ごくごくメジャーな食べ物なのである。その証拠に、スーパーやデパ地下では「小豆の赤飯」の隣に堂々と並べて売られているではないか。色は、食紅でつけた綺麗なピンク。甘いので、おやつと思って食べるのもよし。私が好きなのは、白くて大きな大福豆の甘納豆が入った赤飯。これは、本当に美味しい~。 

ここで、一つ質問。「赤飯の対極の食べ物って、何だか解るかな?」答えは「黒飯」。いや、これ冗談ではない。本当の話。「黒飯」は、葬式や法事などの時に折り詰めで出ることが多い。言ってみれば、黒豆おこわ。 ところが不思議なことに、コンビニでも弁当屋でも売ってはいない。出自をたどれば、「黒飯」も「甘納豆赤飯」同様に北海道独自のものらしい。

「黒飯」は「甘納豆の赤飯」と比較されるせいか、「陰気な感じがして、ちょっとぉ。」と言う人もいるようだ。が、ちょっぴり塩味がきいていて、私は好き。時々、無性に食べたくなることがある。しかし、好きだからと言って食べたい時に作って食べるという訳にはいかない。不祝儀の料理なので、誰かの命日やらお盆・お彼岸などに限って作るという暗黙の了解があるためだ。ここが赤飯とは明らかに違うところ。では、どうするか?少々不謹慎だが、不祝儀の到来を待つしか、手はないのである。

「よし、じゃぁ、はっきり黒白(黒紅)つけようじゃあねぇか!」と昔の人が言ったかどうかは知らないが、北海道ではおめでたい時に出すのは「赤飯」で、葬儀や法事に出すのが「黒飯」といつの頃からか決まっている。歴史の浅い北海道に残る数少ない貴重な風習の一つと言えそうだ。

コメント

[title]:No title

「我が意を得たり」で頷いておりました。私も北海道出身!やっぱりお赤飯は甘納豆ですよね。ところが、東京に来て20年。甘納豆赤飯はとんと見かけず、寂しい気持ちがしておりました。甘納豆だからこそ、上にかけるごま塩が引き立つのに。あんなに美味しいのにどうして広まらないのでしょう??
黒飯も法事などでありましたね。ちなみに、北海道だけとは知りませんでした。
  1. 2009/01/22(木) 10:07:37
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  3. yukari #U1HWoDyA
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[title]:No title

yukariちゃん、コメ有難う<m(__)m>

yukariちゃんのブログ、見てますよ。ほぼ毎日更新は凄い!見習って、私も出来る限り(ここがミソ?)更新を!と思ってはいるのですが・・・。

私、赤飯は甘納豆と思いこんで生育したので、今更ながらびっくりです。黒飯は、赤飯以上に大好きなんですけれどねぇ。

ところで、どこかのサイトで「北海道の茶碗蒸しには栗が入り、卵丼にはナルトが入る。」と、以前、私たちが言っていた通りのことが書かれていました。「やっぱりねぇ。」とつい呟いてしまいましたよ。>^_^<

  1. 2009/01/22(木) 10:39:39
  2. URL
  3. mam #U1HWoDyA
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